先月28日、鍼灸師であり、幅広い活動をされている関口満さん主催の講演会「発達障害は才能である」へ参加してきました☺️(報告遅くなりました…)
福祉革命家の茂呂史生さんの講演。
正直始まるまでは、そんなに期待はしていませんでした😢(ごめんなさい…)
その理由は、「発達障害は才能」なんてキラキラしたものとは到底思えない、からでした。
周りにたくさん迷惑をかけて、嫌な気持ちにもさせて、自分なんて、、と自信がないまま…。
自分でこうしてお店をやっているけど、やっぱりできないことも多い。
そんな気持ちでしたが、、
ロン毛でおしゃれ帽子をかぶり、巻きスカートを着こなし、アーティストのような出で立ち🍀
ユーモラスなお人柄。軽快な語り口調。ほどよい自虐ネタ。独特の雰囲気をまとった、そんな茂呂さんに最初から惹きつけられていました。
茂呂さん自身も発達障害の疑いがあるそうで、強く共感できる内容でもありました。
濃すぎる内容で、話しきれないほどなのですが…
私が特に心に残ったのは、
私たちは障害名に振り回されている部分がある、ということです。
発達障害の中にはASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、DCD(発達性協調運動障害)などがあるのですが、(他にもたくさんあります)
日本名があまりにもネガティブだということを茂呂さんはおっしゃっていました。
自分を閉じる、注意が欠陥している…
悪い面を取り上げて障害名をつけているため、それに影響されて、いいイメージが持てないのも無理はない、と感じます😢
特性を言い換えてみるとこのようにも捉えられる、と茂呂さん。
過剰集中→集中力が高い
衝動性→すぐ動く
危険な行動をする→恐れない
マインドワンダリング(今現在に注意(集中)が向けられなくなっている状態)→発想力がある
短所は長所、というように、
特性もその人の強みになり得るのだなあと思います。
もちろん、簡単には変換できなくて、
苦しむのですが…。
偉人にも発達障害の疑いがある方が多いらしいのですが、
発達障害だったからこそ、素晴らしい功績を残せたというお話も印象的でした。
講演前、ミツルさんからのインタビューの中で、「唯一無二」「丁寧と言ってもらえることってなかなかないよね」
そんな言葉のプレゼントをいただいて、私の中でお守りのようになっています🍀
人よりもできないことが多くて、迷惑をかけてばかりで…
そんな弱みがあるからこそ、色んな人に頼って助けを求めることができて、こうして今があるんだなあと思います。
記憶力が低くて物事をすぐ忘れてしまうところは、大きなノートを持ち歩いて、アイデアが思い浮かんだらすぐにメモすることでなんとかなっていたり。
スマホ、定期、鍵など大事なものを失くしてしまうところは、全部ひとつのポシェットにまとめることで解決できたり。
傷つきやすくて落ち込みやすいからこそ、相談の仕事では相談者の立場になって考えられたり。
不器用で論理的な思考ができないからこそ、ひたすら丁寧に施術することに集中したり。
考えてみると、実は自分の弱みが、そのまま強みにつながっているんだなあと気付かされます。
講演を聞き、自分の障害を肯定してもらっているような感覚も覚えました。
否定してきたようなところがあったので安心したのです。
だからといって、自分の失敗を許したり、努力を怠ったり、そういうことではなく、
自分のできる範囲でできることをやればいいんだよ、ということを教えていただいような感じがします。
弱くてもいい。それは、強さになっていく。
素敵な出会いをくださったミツルさん、関係者のみなさん、本当にありがとうございました…🙇