※重い内容です。自死についてのお話なので、苦手な方はご注意ください。
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私がこういう活動をしているというのもあるかもしれませんが…最近、
「身近な人を自死で亡くした」という方と出会う機会が多い気がしています。
そしてよく聞くのは、
「そんなことをするような人には見えなかった」
「しぬことはなかったのに」
そんな言葉です。
私も、身近な人を失ったときは同じことを思いました。
信じられない。何かの間違いだ。そんなことあるはずない。
そして今も、失うかもしれない不安の中にいます。(あまり書けませんが)
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実際に自殺が日本中で絶え間なく起きていることは、データからも分かります。
◯自殺者数は令和2年から3年連続で増加
◯0〜39歳までの死因の第1位は自殺
◯G7各国の中で死因順位の第1位が自殺なのは10〜19歳では日本のみ
※いずれも、「令和5年版自殺対策白書」厚生労働省HPより参照
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とても衝撃的なデータだなと最初に見たときは愕然としました。
このデータから分かることは、
日本の若者の自殺はとても深刻な状況、ということ。
そして、
亡くなった方の数以上に、そのご遺族や知人がおられる、という事実です。
遺された人の悲しみは、言葉では表すことができないほどのものだと思います。「悲しみ」という表現では軽すぎるというのか…。
人に話すことさえ憚られるので、
抱え込んで心を壊してしまう方もいらっしゃいます。
一番つらいのは、紛れもなく亡くなられた方なのですが…。
「遺される」という状況は、感情の吐き出す先も限られ、孤独にも苦しめられます。
こうして今、公に話せている自分がいますが、
同じような経験をされている方が
世の中にどれくらいいるのだろう、と思うと、心が痛み、揺らぎます。
だからこそ、自分のやっているengawaの活動の根本にあるのは、「若者が自ら命を絶ってしまう状況を少しでも減らすこと」なのだと思います。
生きる意味や自分の存在価値を見失っている方へ
「一人ではないこと」や「生きている実感」を少しでも感じていただくことで、「生きることの促進要因」を増やしていく。この積み重ねなのだとも思います。
自分がここにいていいと思えたり、
人として尊重されていると感じたり…
そんな経験を何度も重ねていく。
今、自分にできることをできる範囲で。
とても小さく、地道な活動だけれど、
想いだけは深く、大きく、いっちょ前に持っています。笑
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最近の出会いの中でモヤモヤが募り、内容も内容なので、、迷いもありましたが書きました。
これからも、見守ってくださったら嬉しいです😊
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最後に、、
最近身近な方を失って、一人抱えていたり、話したいけど話せない状況の中にいる方がいらっしゃったら。
「グリーフサポートリンク」を検索してみてください。相談窓口や、分かち合いの会などを見つけることができます。
分かち合いの会は、以前にほんの少しだけ関わらせていただいたこともあります。
同じ境遇に置かれた方とだから、話せることがあります。必要な方へ、届きますように…。