その人と出会ったのは、何年前でしょうか。
専門学校を卒業した年、半分興味本位で関わり始めたホームレスのおじさんたちの鍼灸マッサージのボランティア。気付いたときには毎週伺うようになっていました。
性別も宗教も障がいも過去も関係なく、すべてを超えて、ただここに同じ人間として存在していることを感じられた世界。
様々な人生を経験されてきた尊い方たちとの出会いは、当時喪失感でいっぱいだった心を温めてくれて、私自身の居場所にもなっていた大切な場所でした。
機会があり、近くのお寺の中にあるグリーフケアライブラリー「ひこばえ」という場所へ伺ったとき、その人はいました。
そのお寺でお手伝いをされていた、女性の僧侶。私が家族の葬儀などで出会ってきた僧侶はすべて男性で、高齢の方が多かったこともあり、
比較的年の近い女性の僧侶、ということと、なんだかとても惹かれる雰囲気をお持ちで、強く印象に残っていました
その方と運良くご縁がつながり、一度二人でゆっくりお話させてもらったとき、この出会いは偶然ではないようにも思えました。
その人が僧侶として生きてゆくことを決めた背景にあるもの、過去に経験されてきたこと、今見えているもの。
自分とも重なるところがあったのかもしれません。
つらい、苦しい経験をしているのは自分だけではないということ。
その経験があったから、今があるんだということ。「自分」を生きていいんだということ。
そんなことを改めて気付かせてくれた存在でもあったかもしれません。
そして、その人と初めてコラボイベントを開催するという願いが叶い、
今月その2回目を控えています。
初めてのイベントでは、発達障がいというキーワードを軸にしながらも、
障がいで区別したり、議論したり、解決することを目的とせず、様々な声をふわっと包み込む、優しい時間が流れていました。
ボランティアのときに感じた
「ただここに同じ人間として存在していることを感じられた世界」
がここにもあるように思えました🌿
その人、僧侶の二瓶さんとの2回目の「ろくさん会」、9/29に開催します。
発達障がいに関心がある方ならどなたでもどうぞ☺️その場で生まれる「何か」を楽しみにしています🌿お待ちしています〜。(まだお申し込み可能です🍵)詳細はこちら。
二瓶さんとは、今後も定期的にコラボイベントを開催していきます。
ろくさん会はもちろん、森での瞑想やグリーフワークなど、予定していますので、お楽しみに…🌷